オンカジの利用は違法という事実が、もはや国民全体に「常識」として広まってから数か月が経過しようとしている。
これまでは、オンカジの利用者、オンカジの決済業者などがその違法性を問われ、検挙されるというケースが中心であったが、今年の9月からは、いよいよオンカジの情報を紹介しているサイトやSNSも違法扱いになるらしい。
9月以降、オンカジのおすすめ情報を手に入れることはまずほとんどできなくなるだろう。検挙の危険を知ったうえでなおおすすめ情報を提供するほど、紹介サイトもさすがにバカではないはずだ。
つまり、オンカジのおすすめ情報が提供されるリミットは、あと一か月を切っているということだ。
9月以降「それでもまだオンカジで遊びたい」と考えているならば、「おすすめ情報」がない状態でオンカジを探し、自己責任で危険を理解したうえで遊ぶ必要がある。
そこで今回は、おすすめ情報が遮断されたあとの世界における「最後のおすすめ情報」といえるテーマで、オンカジとの今後のかかわり方を考えていきたい。
ある程度情報が揃っているオンカジおすすめ情報サイト
いつ消えるかもわからないため、今からちょっと調べとこうという人にとっては、どのオンカジのおすすめ情報サイトが良いのかわからないのに、明日にはなくなっている、のような理不尽な結末になってしまうかもしれない。
あたかも価値のないゴミしか残っていない骨董屋をめぐるような感覚だ。
とりあえずここなら情報が揃っていてまだ更新が継続されているのが「オンカジギャンブラーの酒場」だ。
マルタのバー店主らしいが、本当ならまだ継続できるだろう。日本からのアクセスはできなくなるかもしれないが。
最新情報がなくてもしばらくはオンカジを探すことは可能
まず、9月以降におすすめのオンカジ情報がなくなったとしても、しばらくの間はオンカジを探したり遊んでみたりすることだけは可能だろう。
何か一つのジャンルが衰退していくときというのは「いきなり全部がなくなる」のではなくて、「時間をかけてゆっくりと瓦解していく」というのが基本的な流れとなっている。
9月以降、おすすめ情報を断たれ、新規のオンカジへのアクセスが難しくなってからは「すでにおすすめ情報として知っている既知のオンカジが滅びていくまでの時間につきあう」という遊び方によって、ある程度はオンカジと関わることができる。
そのため、9月までは「稼働しているオンカジ」のおすすめ情報をなるべく多く検索し、整理し、先に収集しておくことによって、おすすめ情報遮断後の世界に一定期間は対応することができるはずだ。
イメージとしては「おすすめ情報の核シェルター」を作るといったところだろうか。
一定期間の避難所としてのシェルターでは、安全が確保できるまでに必要な食料やライフラインなどを備蓄し、それを少しずつ消費することで延命処置を行うことになるが、オンカジにおいて「食料」や「電源」にあたるのは「情報」であり、情報の備蓄によって、オンカジとの関係性を延長することができるというわけだ。
もちろん、オンカジのおすすめ情報を備蓄するという行為は「集めれば集めるほど違法性に抵触する確率が高くなる爆弾をより多く抱えるような行為」でしかないのだが「この状況でも、それでもまだオンカジで遊びたい!」と考えている奇特な人にとっては、毒を食らわば皿までといったところだろうか。
日本人の利用者がいなくなってもオンカジはなくならない
オンカジというのは基本的には運営拠点が海外にあるため、仮に日本人の顧客が根こそぎいなくなったとしても、「パイ」の一つがなくなるだけで、若干の収入源が減るだけでしかなく、潰れるほどではない。
オンカジが合法の国を中心に、世界中からのアクセスと利用がある限り、「おすすめ情報」を通して知っているような大手、中堅オンカジなどは、変わらず運営が続けられるだろう。
つまり、すでに持っている「おすすめ情報」があれば、「なくならないオンカジ」の最新の状況はそこに直接アクセスすることで一応は自力でチェックできるし、遊び続けることは可能なのだ。
潰れる可能性があるオンカジは「日本人向け」として設立された多くのオンカジということになるだろう。
日本語による説明文があるオンカジ、日本語によるカスタマーサポートがあるオンカジ、日本円が使用できるオンカジ、日本人でも安心して利用できるオンカジといった、これまでのオンカジ情報で「おすすめされやすかったオンカジ」はのきなみ撤退していくことは、まず間違いない未来として予測できる。
オンカジのおすすめ情報が手に入らなくなる9月以降は「英語圏で通用する最低限の語学力」がない限り、オンカジや、オンカジの情報にアクセスすることが難しくなるだろう。
なので、もし9月以降もオンカジの情報を手に入れたいと考えていて、日本語しか使用できないのであれば、一か月のあいだ「ギャンブルのことなど考える暇もないほどの集中力で英語の勉強をすること」をおすすめしたいところだ。
オンカジが合法の国の情報を集めておくという方法
9月以降もオンカジと関わりたいと考えているなら、オンカジが合法の国の情報を集めておくという方法もおすすめである。
オンカジが違法なのは日本の刑法に即してのことであり、いうまでもないが、オンカジが合法の国と日本とでは状況がまるで違う。
オンカジはそもそもの本来から、オンカジが合法の国において海外居住者や海外渡航者だけが合法的に利用できるというギャンブルであったのだから、その最初のポイントにやっと戻ってきたともいえる。
最近のオンカジ情報おすすめサイトでは「日本国内の人ではなく海外居住者に向けた情報サイトです」という断り書きを入れることで、なんとかその露命をつないでいる傾向があるのだが、今後はこういったエクスキューズも通用せず、おすすめ紹介サイトがしっかりと摘発されていくことが予想される。
そこで、この「エクスキューズでしかない断り書き」を「エクスキューズではなく本当の文面にする」という方法をおすすめしておきたいと思う。
これはつまり、「自分が実際に海外居住者、海外渡航者になり、オンカジが合法の国へ移動する」というライフハックをすることにより「紹介サイトで対象とされていた例外的日本人に自分を変身させる」というあらわざだ。
その変身のために、あらかじめ「オンカジが合法の国」を調べておき、その国に移住や渡航ができるかどうかを検討し、リストアップしておく。
あとは、その合法の国に移動すればよい。そうすれば、自分が持っているオンカジのおすすめ情報を、合法の国のなかで活用することができるようになる。
当然「そこまでしてオンカジで遊びたいのか?」という疑問が生じる諸兄がほとんどかもしれないが、今回は「そこまでしてオンカジで遊びたい人」のことを考えていくことが目的なので、その点は理解していただきたい。
オンカジ自体がおすすめできないという最終的な結論
身も蓋もなく、初めから答えが出ていたことではあるが「オンカジ自体がおすすめできない」という圧倒的事実を、そろそろ諦めて受け入れるということを、本当はおすすめしたい。
9月以降オンカジの最新おすすめ情報が手に入らなくなるということは、何一つ嘆かわしいことではなく、むしろ喜ばしいことでしかない。
「こんな状況でもまだオンカジに関わりたい人」という一部の破滅型の例外に向けて、ここまで「それでもなおオンカジに関わる方法」として様々なおすすめの方法を提示してきたが、私個人の本音としては、本当はおすすめしたくないことばかりであることは否定できない。
オンカジの紹介サイトやSNSが違法であるとして規制されるということは「おすすめすべきでないものをおすすめすることを禁じる」という出来事である。
つまり、これまでに大量に発信されてきたオンカジの「おすすめ情報」というのは、本当は「人におすすめしてはいけなかった情報」だったのである。
「9月以降、オンカジのおすすめ情報が手に入らなくなる」ということに関しては、「おすすめされてはいけない情報がちゃんと消えていく」という明るいニュースとして考えることをおすすめしたい。
「それでもまだオンカジで遊びたい」という考えは、やはりおすすめできない。9月以降の情報サイトの処遇をめぐり、今後のオンカジとのかかわりを考えていくならば、それが当然の最終的な結論となることは火を見るよりも明らかだろう。